元政治学者の どこ吹く風

アカデミックな政治学者には語れない日本政治の表と裏を元政治学者が大胆に論じ、将来の日本の政局を予測する。

国産間伐材割り箸を使おう


中国産の割り箸が薬剤と森林伐採の件で問題になりましたが、国産の間伐材の割り箸を利用すれば問題は解決します。

コスト的には高くなります。(というよりも、中国産の割り箸が安いから、国産間伐材の割り箸が売れなくなっていったというのが事の経緯です。)


1)森林の間伐の必要
森林の間伐(間引き)をしないため、森林が荒れている実情があります。間伐材市場が縮小したため、間伐をするコストがまかなえず、間伐をせずに放置せざるを得ない現状があります。

2)森林破壊に加担しない
中国産の安価で危険な割り箸は森林破壊を引き起こしています。間伐材を利用すれば、森林破壊ではなく、森林の保全になります。


3)安全性
たとえば、「日本の間伐材でつくられている下川製箸さんの割り箸は、漂白剤や防カビ剤をいっさい使わず、煮沸殺菌後、高温乾燥します」とのこと。


国産間伐材割り箸について

国産間伐材割り箸 のーすもーる
「下川製箸さんは、40年前からシナの間伐(間引き)材で割り箸を製造しています。80年頃には年間1億膳まで生産していたのに、現在は年間100万膳にまで落ち込んでいるそうです。これは、日本国内の割り箸の需要が減ったのではありません。安い輸入材の割り箸に圧されたのです。
 日本人が使用する割り箸の総数は、1年間に248億膳(一人あたり約200膳/林野庁2001年データより)。そのうちのなんと96.8%がいまや輸入材です。」
国産間伐材割り箸 のーすもーるさんのサイトより引用)

樹恩ネットワーク
「日本の森林は現在荒廃しています。この荒廃とは、木が乱伐されているという意味ではなく、手入れがされずに放置されているということを意味します。一見すると緑が豊かで何の問題もないように錯覚されるかもしれませんが、それは間違いなのです。日本の森林のうち、約4割に当たる1000万haは人工林といって、下刈り、間伐、枝打ちといった様々な手入れが必要となる森林です。この人工林が手入れ不足になると、多くの問題が発生するとともに公益的機能も果たすことができません。」
樹恩ネットワークさんのサイトより引用)



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