安倍内閣が発足した。幹事長人事をめぐっては次のような報道があった。
【http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060927-00000012-mai-pol】
党改革をひとつの大きなテーマとしてきた安倍氏にとって、幹事長人事にはこだわりたかったところだろう。が、党三役および内閣人事を見る限り、若い首相だということもあるのだろう。きわめて党内融和色の濃い人事に思われる。
今回の党三役及び内閣の顔ぶれはさておき、官邸機能の強化を前提とした、官房長官塩崎恭久と首相補佐官(広報担当)世耕弘成の人事にむしろ注目したい。
小泉政権下、安倍幹事長時代から進められた党改革を甘く見てはいけない。むしろこの党改革の延長線上に今回の組閣をみるべきだろう。
これについては、世耕氏の著書に詳しい。
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このラインに沿って今後は官邸中心にさらなるプロジェクトが進んでいくことが予想される。
現時点での予測として、安倍政権6年はほぼ確実である。
安倍氏を先頭とする自民党改革、そして今後は官邸主導型の政府機構改革を上回るようなエネルギーと人材が民主党側には欠けているように思われてならない。
もちろん政局はいつでも流動化しうるので、安易な予測をしても意味はないのだが、安倍政権長期化を阻む要因が僕にはいまのところまったく見当たらない。
ついでに郵政解散のときの小泉会見も参考までに。