元政治学者の どこ吹く風

アカデミックな政治学者には語れない日本政治の表と裏を元政治学者が大胆に論じ、将来の日本の政局を予測する。

本日出版

格差社会から成熟社会へ


格差社会から成熟社会へ』大月書店、2500円

なかなかよい装丁に仕上がっており満足です。


第1章 成熟社会への戦略 (碓井敏正)
第2章 成熟社会における市民政治 (高橋肇
第3章 成熟社会の歴史的位置 (大西広
第4章 成熟社会における社会福祉システムの課題 (神谷章生)
第5章 成熟社会における地方自治 (神谷章生)
第6章 成熟社会における企業 (大西広
第7章 成熟社会と労働組合の再活性化の可能性 (浅見和彦)
第8章 成熟社会におけるマクロ経済学 (松尾匡


高橋執筆部分で論じたのは、成熟社会と社会的資本・人的資本、市場と民主主義、制御原理としての自由主義と民主主義、自由主義原理と民主主義原理の制度的交錯、制度的制御としての成熟社会といったやや原理的なテーマです。市民社会の成熟を考える上での最低限の基本論点を示したつもりです。

格差社会から成熟社会へ

格差社会から成熟社会へ