元政治学者の どこ吹く風

アカデミックな政治学者には語れない日本政治の表と裏を元政治学者が大胆に論じ、将来の日本の政局を予測する。

名古屋市長選

今回の名古屋市長選挙の得票予測であるが、投票率が45%の場合、河村40万、細川30万、太田6万といったあたりではなかろうか。

総選挙における愛知1区〜4区の政党別得票数の合計は次のとおりである(5区に含まれる中川区・中村区は除いてある)。

総選挙  2005年   2003年   2000年
投票率  67.51%   59.86%   64.45%
民主党  428976   403227   324998
自民党  344540   265510   242999(←公明党・保守党の得票も含む)
共産党   86709    81818   148890



第一に民主党基礎票優位。
第二に愛知1区に見られる河村人気。
第三に選挙公報を見る限り、政策的にも河村氏のほうが具体的でわかりやすい。
とくに「市民税減税10%」や「脱官僚」の訴えは有権者の支持を得やすいと思われる。
対する細川氏は政策に具体性が乏しいように思われる。「つながり力」や「筋肉質の市役所」などはわかりにくい。河村氏の優位は揺らがないだろう。