元政治学者の どこ吹く風

アカデミックな政治学者には語れない日本政治の表と裏を元政治学者が大胆に論じ、将来の日本の政局を予測する。

政権維持のための総裁選、政権維持のための総選挙日程

政権維持のための福田首相辞任、政権維持のための総裁選、そして政権維持のための総選挙日程。


福田首相辞任のタイミングは完全に政局を意識したものであったが、その後、自民党総裁選の日程、総裁選への立候補者など、すべては自公政権維持を至上命題とする政局重視のシナリオに従った演出が続いている。

総選挙日程も、政権維持だけを目的に設定されつつある。

http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20080913-OYT1T00013.htm


果たして、日本国民は、与党の描くシナリオ通りに、演出されるがままに投票行動を行うのだろうか。

総選挙で試されているのは、自民党でも民主党でもなく、選挙民かもしれない。


被選挙人(政治家)の質がこんなもんだとすれば、選挙人(国民)の質が試されることになる。


果たして国民は、茶番めいたシナリオと演出に素直に従う面白みのない役者をただ演じるだけなのか、シナリオも演出もないアドリブたっぷりの筋書きのないドラマを展開することになるのか。あるいは、単なる観客にとどまるのか。


すでに幕は上がっている。