元政治学者の どこ吹く風

アカデミックな政治学者には語れない日本政治の表と裏を元政治学者が大胆に論じ、将来の日本の政局を予測する。

鳩山幹事長。火消し役ご苦労様です。

詳しい内容は確認していないが報道によると、鳩山幹事長が次のことを講演で明らかにしたらしい。党首会談において、
1)福田氏は、民主党案の丸呑みを提案したうえで、大連立を持ちかけたこと。
2)小沢氏は、民主党案丸呑みを前提に、大連立提案を民主党に持ち帰ったこと。
3)民主党案を丸呑みする以上、首相を小沢に譲ること。でなければ大連立には応じられないと応じたこと。
真相はさておき、なかなか見事な火消しだったと思います。

こうして、政局は、テロ特措法に代わる新法(政府案)の衆院可決=>参院否決=>衆院再可決ということで決着します。当然、必要な国会会期の延長があります。

なお、これで年内解散総選挙は無くなりました。なぜなら、党首会談の決裂により、解散権は名実ともに福田氏側に握られているので、年内解散には追い込めないからです。

さて、民主党が打つべき次の手は、どうやって解散まで追い込んでいくかだ。囲碁を打つ腕前を上げた小沢氏は、政局で次の一手を打つ腕前も上がっているはずだと思う。

党内の若手中堅議員も含めて、ぜひとも一丸となって政局に当たって欲しい。

ちなみに、僕は年度内解散はないと参院選直後から主張していた。(7/30日記参照

それにしても、亀田問題といい、マスコミの日替わりでの論調の変化、なんとかなりませんか?



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