元政治学者の どこ吹く風

アカデミックな政治学者には語れない日本政治の表と裏を元政治学者が大胆に論じ、将来の日本の政局を予測する。

いざ、政権交代! 自民党をぶっ壊す!

「いざ、政権交代! 自民党をぶっ壊す!」民主党の選挙スローガンの提案です。(笑) これしかないでしょ。スローガン大事ですよ〜。へたな政策課題並べたりだけはしないでくださいね〜。くれぐれもお願いします。wさあ、どんなのが出て来るか、楽しみですね♪

臨時国会冒頭解散!〜いざ、総選挙による首相選びへ!

9月1日。明らかに予定していたかのような日どりで、福田康夫首相が首相辞任の会見を行った。これにより、政局は一気に、衆院解散と総選挙による首相選びの局面へと移行した。2年前の2006年9月、小泉純一郎首相の総裁任期切れに伴い、自民党は安倍晋三を総…

放送大学の授業のご案内(10/25-26)

以下のとおり、放送大学の面接授業を担当することになりましたので、ご案内しておきます。日時:2008年10月25日(土)〜26日(日) 科目名:「政治学の基礎概念と応用」 講師:高橋肇(名古屋音楽大学准教授)授業概要:政治学の基礎概念とその応用について講義…

「はだかの王様」の経済学

著者の松尾匡さんよりいただきました。ありがとうございます。マルクス経済学の入門書です。「はだかの王様」の経済学作者: 松尾匡出版社/メーカー: 東洋経済新報社発売日: 2008/06/06メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 136回この商品を含むブログ (37件)…

国産間伐材割り箸を使おう

中国産の割り箸が薬剤と森林伐採の件で問題になりましたが、国産の間伐材の割り箸を利用すれば問題は解決します。コスト的には高くなります。(というよりも、中国産の割り箸が安いから、国産間伐材の割り箸が売れなくなっていったというのが事の経緯です。…

読了

個人メモもかねて小まめに書くことにしました。あしからず。 メディチ家はなぜ栄えたか (講談社選書メチエ)作者: 藤沢道郎出版社/メーカー: 講談社発売日: 2001/03メディア: 単行本 クリック: 1回この商品を含むブログ (1件) を見る読了。情念の政治経済学 (…

春の学会(出席予定のもの)

2008年度日本行政学会総会・研究会 2008年5月10日〜11日 成蹊大学政治思想学会第15回研究会 2008年5月24日〜25日 岡山大学

クローズアップ憲法

クローズアップ憲法作者: 中里見博,塚田哲之,多田一路,植松健一,清水雅彦,小沢隆一出版社/メーカー: 法律文化社発売日: 2008/04メディア: 単行本 クリック: 1回この商品を含むブログを見る共著者の中里見博さんから頂きました。ありがとうございました。 さ…

政界再編と総選挙

政界再編含みで総選挙になるなら別だが、そうでない限りは、来年夏まで総選挙はない。ただし、総選挙の時期が遅くなればなるほど再編エネルギーは高まっていく。自民党をぶっ壊すと言った小泉氏は自民党をぶっ壊すと言い続けることで見事に復活させ、自民党…

最近読んだものあれこれ

ちょっと頭の体操に。たまには理系の理論も読まないと。政治学でもこういう本が必要ですね。60歳になるまでには書きたいものです。「相対性理論」を楽しむ本―よくわかるアインシュタインの不思議な世界 (PHP文庫)作者: 佐藤勝彦出版社/メーカー: PHP研究所発…

音楽の政治学

ちょっと情報を集めていたら、産経新聞の「音楽の政治学」という特集を見つけた。 興味のある人がいるかもしれないので、ここにリンク貼っておきます。音楽の政治学【音楽の政治学】さくらんぼの実るころ 【音楽の政治学】北京五輪目指す台湾人エンターテナ…

社会主義崩壊と自殺率

ちょっとデータは古いようだが、自殺率の世界ワースト10。 旧社会主義国に混ざって日本が第10位らしい。グラフ 日本社会も社会主義崩壊後と似たような状況にあると言うことか。。。。 http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/world/europe/104955/ちなみにそ…

濫読中

最近読んだ本をいくつか。 アメリカ30年代理解に関連して。作家と党派―アメリカにおける文学的ラディカリズムの歴史 (1974年)作者: J.B.ギルバート,大津栄一郎出版社/メーカー: 研究社出版発売日: 1974メディア: ?この商品を含むブログ (1件) を見る↑この本…

2008年度「政治学」授業のテキストについて

テキストが一冊だけだと複眼的な見方が身に付かないのと、政治学とは本来的に対立・矛盾するたくさんの言説間の争いという現象を対象にすることを宿命づけられていると考えるので、政治学の授業では、学生になるべく多くの本を読ませるように心がけようと思…

社会学的想像力のために

社会学的想像力のために―歴史的特殊性の視点から作者: 伊奈正人,中村好孝出版社/メーカー: 世界思想社発売日: 2007/11メディア: 単行本 クリック: 34回この商品を含むブログ (15件) を見る著者の伊奈正人さん、中村好孝さんに頂きました。ありがとうございま…

民主党小沢代表辞任撤回〜与野党大連立は消え、与野党政策協議が残った

与野党政策協議が残れば、大連立じゃなくてもいいわけですから、その回路(チャンネル)が開かれただけで良しとしましょう。いろいろ批判はあるでしょうが、他に選択肢が無いわけですから。今後の与野党政策協議に期待したいと思います。大連立に関して、やや…

小沢代表辞任会見を読む。

11/2の日記で僕は次のように書いていた。 「今国会を何とか乗り切らなければならない福田氏側は、新体制(大連立)論もちらつかせながら、民主党案の丸呑みを含めて対応しようとするだろう。対する小沢氏側は、以上述べた原理的問題について妥協する気は無いが…

党首会談の裏側と小沢代表辞任のその後

党首会談セッティングの背後で、与謝野馨、中曽根康弘、渡辺恒雄、氏家斉一郎が動いたという情報。 信じるか信じないかは各自の責任で判断してください。 「福田・小沢会談」の裏で、大連立実現へ暗躍したあの“妖怪”たち(日刊サイゾー)だけどね。水面下での…

小沢一郎民主党代表辞任会見

小沢氏が代表辞任を決めましたね。こうした状況の中では、正しい判断だと思います。 国民にとっても、民主党議員にとっても、いい政治教育になることを期待したいと思います。 政治家としての適切なこの決断に関して、マスコミ及び国民がくれぐれもレベルの…

テロとの戦いは集団的自衛権の行使ではなく集団安全保障として行うべき。

テロとの戦いは、集団的自衛権の行使としてではなく、集団安全保障として行うことが望ましい。これは、国連憲章と日本国憲法の理念にかなっている。また、今後の日本の国家防衛と社会福祉にとってもメリットが大きい。世界社会の多極化傾向が進展する中で、…

鳩山幹事長。火消し役ご苦労様です。

詳しい内容は確認していないが報道によると、鳩山幹事長が次のことを講演で明らかにしたらしい。党首会談において、 1)福田氏は、民主党案の丸呑みを提案したうえで、大連立を持ちかけたこと。 2)小沢氏は、民主党案丸呑みを前提に、大連立提案を民主党…

民主党議員は柳本ジャパンとか中日ドラゴンズとか見てるのかなぁ

監督を信じて4年間頑張れば、結果が出る。平成18年4月7日に党首になった小沢一郎氏。 まだ1年半ダヨ。政権とったら4年間は首相についていくんだよ。小泉自民党にできた事が小沢民主党の選手たちにはできないのだろうか。監督としては、そんな選手、さっさと…

大連立はないでしょう。解散です。解散も無いです。(訂正)〜集団的自衛権ではなく集団安全保障という選択へ

福田康夫首相と小沢一郎民主党代表との党首会談について。福田氏が「新体制」(大連立)の話を出したというのは事実だが、大連立にはならない。むしろ党首会談の決裂から、年内解散へと、雪崩を打って政局が展開する可能性が高い。(追記(11/4am):年内解散…

本日出版

『格差社会から成熟社会へ』大月書店、2500円なかなかよい装丁に仕上がっており満足です。 第1章 成熟社会への戦略 (碓井敏正) 第2章 成熟社会における市民政治 (高橋肇) 第3章 成熟社会の歴史的位置 (大西広) 第4章 成熟社会における社会福祉シス…

安倍晋三と福田康夫

人気blogランキングへ年齢の違いを除けば、この二人には共通点が多い。 福田康夫は1936年7月16日に生まれた。父は、福田赳夫元首相であり、康夫は2世議員である。早稲田大学政治経済学部経済学科を卒業した後、民間企業(丸善石油)に勤めた。 安倍晋三は19…

安倍退陣までの軌跡

人気blogランキングへ 官邸崩壊 安倍政権迷走の一年作者: 上杉隆出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2007/08/23メディア: ハードカバー購入: 9人 クリック: 202回この商品を含むブログ (105件) を見る安倍退陣までの約一年間を取材したものとしては出色の書だろ…

安倍退陣、福田政権へ

12日の突然の安倍退陣を受けて、自民党総裁選が23日に投開票されることになった。本日の現時点ですでに、福田総理の誕生は確定的となった。 安倍退陣をめぐる真相については、改めて考えるとして、しばらくは、福田新首相のお手並拝見といこう。

近刊案内

4月出版予定だった共著が、ようやく9月に出版されます。 タイトルは『格差社会から成熟社会へ』に決定。2500円の予定です。大月書店新刊案内『格差社会から成熟社会へ』章立てだけでも紹介しておきます。第1章 成熟社会への戦略 (碓井敏正) 第2章 成…

安倍晋三vs.小沢一郎

去年の日記ではこんなことを書いていた。 安倍晋三の時代(8月12日の日記) 「さて、9月には安倍総裁が誕生し、小沢民主党との対決が当面の焦点になるだろうが、自民党内(とくに「旧」保守本流)の動静にも注目したいところである。」「政局は来年2007年…

国益とは?責任政党とは?〜テロ対策特別措置法をめぐって

いわゆる「テロ対策特措法」の延長をめぐる問題が当面の政治的焦点のひとつになっている。 産経新聞の報道をネタにしながら、少しコメントしてみようと思う。 この問題をめぐり、「シーファー駐日米大使は3日、日本人記者団との懇談で「日米同盟は党派を超…